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グリーンハウス 

藤沢市善行にあるグリーンハウスは、1932(昭和7)年開場のゴルフ場「藤澤カントリー倶楽部」のクラブハウスでした。
当時、ゴルフ場は自然な地形を利用した雄大なスロープに富み、富士山・江ノ島・相模湾を見渡す関東一の眺望を誇り、日本プロ、日本オープンも開催された日本有数のチャンピオンコースでした。このゴルフコースは皇族や各国の大公使を始め、著名な政治家、財界人、作家などが交流する華麗な舞台でもありました。
しかし、太平洋戦争が激しさを増すとともに海軍に徴用され、開場以来11年という短命で閉鎖されました。
戦後、米軍駐留を経て、県の体育施設宿泊所、食堂などに利用されつつ、かつての白亜の南欧風容姿をとどめ「現存最古のゴルフ場クラブハウス」として90年弱に及ぶ、昭和の息吹を伝えています。
県スポーツセンターへの再整備とともに3月に改修工事が完了し、緑の瓦屋根と白壁が一層映えた姿が再現されました。

第1回湘南遺産ウォッチング  https://youtu.be/UTkJUVGG5yg

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推薦:武士俣光也/善行雑学大学