茅ヶ崎海岸浜降祭

湘南最大規模「暁の祭典」

真夏到来の7月「海の日」の夜明け時に、寒川・茅ケ崎の神社から約40基の神輿が茅ヶ崎西浜海岸に集結します。
「どっこい、どっこい」の掛け声も勇ましく、砂浜に大小の神輿が乱舞する光景は壮観です。
浜降祭の起源は、天保年間(1840年頃)、寒川神社の神輿が、大磯で行われる国府祭(こうのまち)に渡御した帰りに、参加した神社の氏子たちが争いを起こし、御輿が相模川に落ちて行方不明となりましたが、南湖の鈴木孫七がご神体を発見し寒川神社に届けたことを契機に、寒川神社の神輿が南湖の浜で「禊(みそぎ)」をするようになったといいます。また、それより昔から鶴嶺八幡宮では、浜辺への御輿渡御が行われていたといいます。それらが合され、今の浜降祭となっています。
各地の神社からの「宮出し」は夜更けの暗がりの中に始まり、浜に到着頃、日の出を迎えることから「暁の祭典」とも称されます。神輿は地元にもどり町内各家々の「家内安全」「無病息災」を祈り練り歩きます。今や、湘南地域最大規模の、海のお祭りとなっています。

投稿の推薦者:茅ヶ崎海岸浜降祭保存会
http://www.chigasaki-cci.or.jp/hamaori/