カテゴリー: 無形  | 

地形搗(じぎょうつき)

茅ヶ崎円蔵の伝統文化を継承して、基礎固めから地域固めへ

地形搗(じぎょうつき)とは、家などを新築するときに、基礎の地ならしをして固める地固めことで今も昔も必要な作業です。地つき、胴つき、石場かち、たこつきなどとも言います。地つきの方法は、櫓を組んで中に太い丸太を吊るし、丸太に数本の縄をつけ棒を束ねた部分を通して縄は櫓を囲んだ多数の人々が手に持ちます。縄を引くと丸太が持ち上がり、縄を一斉に離すと丸太が落ちて地面を突き固める。これを繰り返すわけです。今では機械等でやっていますが、昔は皆で力を合わせ家の基礎を作っていたのです。茅ヶ崎円蔵では東海道五十三次から茅ヶ崎名所を唄う「地つき唄」で呼吸を合わせ、女性や子供たちも参加して作業をします。他ではもうほとんど見る事が無くなりましたが、円蔵睦会では、これを地域の伝統文化として捉え継承していこうと活動しています。

投稿の推薦者:円蔵睦会
https://www.facebook.com/enzomutsumikai/